こんな疑問・お悩みを解決!
- ・体験入店(体入)の給料ってどのくらい?
- ・体験入店で天引きされる内容は?
- ・体験入店する際の注意点は?
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体験入店(体入)の給料について
体験入店とは、本格的にお店へ在籍する前に、実際に働いて仕事内容や雰囲気を確かめる〝お試し勤務〟のことです。
体験入店時の給料を調査したところ、平均時給は2,000〜5,000円ほどでした。
例えば、体入時給3,500円のお店で3時間働いた場合、日給で10,000円以上を稼ぐことが可能です。
とはいえ、体験入店の時給は地域や業種によって異なるため、一概にはいえません。
このあと、体験入店に関する給料の詳細や注意点について詳しくご紹介するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
本入店よりも時給が高いケースが多い
体験入店の時給は、本入店より高めに設定されている場合があります。これは、できるだけ多くの女性に応募してもらいたいというお店側の戦略のひとつです。
なかには、「給料が高いお店で働きたい」という理由で応募する方もいるため、いざ本入店してみると「思っていたよりも時給が低かった」とギャップを感じてしまうこともあります。
体験入店を検討する際は、本入店後の時給もあわせて確認しておきましょう。
求人情報と実際の時給が違う場合がある
体験入店では、求人情報と実際の時給が違う場合があります。時給が異なる理由はさまざまですが、以下のケースが考えられます。
・お店側が求めている条件と異なる人材だった
・ナイトワーク未経験だった
即戦力になりそうな人材を求めているお店は、条件にマッチしないと判断した場合、求人情報と異なる時給を掲示する可能性があります。
求人情報をチェックする際は、掲載されている時給を鵜呑みにせず、参考程度に捉えましょう。
給料は当日手渡しが多い
体験入店の給与は、基本的に日払い制が主流です。銀行振込に対応しているお店はごく一部なので、現金手渡しが一般的と考えてよいでしょう。
勤務後は、店舗スタッフと本入店について軽く話し合う場が設けられることが多く、話が終わり次第、給料を受け取って帰宅する流れになります。
ただし、支払方法やタイミングはお店によって異なる場合もあるため、面接時に確認しておくのがおすすめです。
認識の相違による給料トラブルを防ぐためにも、事前の情報収集はしっかり行いましょう。
体験入店の給料シミュレーション例
体験入店の給料は、一見すると「働いた分の金額が受け取れる」と思いがちですが、実際には税金や雑費などが差し引かれるため、満額が手元に残るわけではありません。
具体的にどのようなものに給料が引かれるのか、体入時給4,000円のキャバクラで3時間勤務した場合のシミュレーション例を紹介します。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
体験入店の給料 | 4,000円(時給)×3時間(勤務時間) | 12,000円 |
体験入店の給料から天引きされる内容 | 所得税 | 1,200円(総支給額の10%) |
ヘアメイク代 | 1,000円 | |
衣装レンタル代 | 1,000円 | |
送り代 | 1,000円 | |
厚生費 | 500円 | |
手取り額 | 体験入店の給料ー天引きされる内容 | 7,300円 |
つまり、たとえ総支給額が10,000円以上だったとしても、税金や雑費などが差し引かれることで、実際の手取りは10,000円未満というケースは珍しくありません。
体験入店の給料が思ったより少なかったと感じないよう、あらかじめ天引きの仕組みや内容を理解しておきましょう。
なお、天引きされる内容や費用はお店によって異なるため、ここでご紹介した給料はあくまで一例として参考にしてください。
体験入店の給料から天引きされる内容
体験入店の給料から天引きされる主な内容は、以下の5つです。
・所得税
・ヘアメイク代
・衣装レンタル代
・送り代
・厚生費
各項目の概要や費用相場を以下で解説するので、見ていきましょう。
所得税
所得税とは、収入に応じて課せられる税金のひとつで、体験入店の給料からも差し引かれます。
そのため、実際に受け取る金額(手取り)は、総支給額から所得税分を引いた金額になるのです。
例えば、体入時給3,000円のお店で4時間勤務した場合、総支給は12,000円になりますが、そのうち10%にあたる1,200円が差し引かれるため、手取りは10,800円ほど。
さらに厳密にいうと、源泉徴収という形で「所得税10%+復興特別所得税0.21%」の合計10.21%が天引きされるのが一般的です。
このように、基本的にはお店側が代わりに税金を納めてくれる仕組みとなっており、全額もらえるわけではない点に注意が必要です。
ヘアメイク代
ヘアメイク代とは、キャストが勤務前に髪型を整えるためにかかる費用のことです。
お店によっては、外部の美容院と提携していたり、店内に専属のヘアメイクスタッフが常駐していたりする場合があります。
料金の相場は、1回あたり1,000円〜2,000円ほどです。
なお、体験入店時にヘアメイクが必須でない店舗もあり、その場合はお給料から天引きされない可能性があります。
出費をなるべく抑えたい場合は、髪型をセルフでセットするとよいでしょう。
衣装レンタル代
衣装レンタル代とは、勤務中に着用するドレスや靴などをお店から借りる場合に発生する費用のことです。
キャバクラやクラブのようにドレスコードがある店舗では、この費用が給料から差し引かれるのが一般的で、1回あたり500円〜2,000円ほどが相場になります。
自前のドレスや靴を持参すれば、レンタル料はかかりません。なるべく出費を減らしたいという方は、私服勤務が可能なお店を選ぶのも選択肢の一つです。
ただし、「私服OK」とされていても、カジュアルすぎる服装(デニムやロングパンツなど)がNGの場合もあるため、事前に服装のルールをチェックしておきましょう。
送り代
送り代とは、勤務後に自宅まで車で送ってもらう際にかかる費用のことです。
キャバクラなどの夜職では、閉店時間(ラスト)まで働いた場合、送りサービスを利用するケースが多く、1回あたり1,000円〜2,500円が相場になります。
この送り代は一律設定になっている場合もあれば、自宅までの走行距離によって金額が変動するところもあるため、事前に確認しておきましょう。
なお、終電に間に合う時間帯に上がったり、自費でタクシーを使用したりする場合には、送り代は発生しません。
とはいえ、タクシー代よりも店舗の送りサービスのほうがリーズナブルなことも少なくないため、コスト面を比較したうえで判断するのがおすすめです。
厚生費
厚生費とは、いわゆる雑費にあたるもので、店舗によってその内訳や金額が異なります。
具体的には、お店で使用するトイレットペーパーやグラスなどの消耗品のほか、ロッカーの使用料などが含まれることが一般的です。
また、送り代や衣装レンタル代などが天引きされない場合、厚生費として差し引かれているケースも少なくありません。厚生費の目安は1出勤あたり500円〜2,000円ほどです。
なかには、売り上げや報酬に対して何%といったようにパーセンテージで差し引かれる場合もあるため、面接時に確認しておくとよいでしょう。
体験入店の流れ
体験入店は面接後に一日お試し勤務したうえで、給料を受け取って帰宅という流れになります。具体的な流れは、以下のとおりです。
1. 求人サイトでお店を見つける
2. メールや電話で応募する
3. 体験入店の日程を決める
4. 面接を受けて合格したのち体験入店をする
5. お店のルールを学ぶ
6. ドレスに着替えたりヘアメイクをしたりして準備する
7. 接客する
8. 給料をもらう
なお、面接で合格した方が体験入店できるシステムのため、応募したからといって必ず勤務できるわけではありません。
「面接に落ちて体験入店できなかった」なんてことにならないよう、自分に合ったお店を選ぶことがポイントです。
また、給料トラブルが発生しないよう、面接時に疑問点を確認しておきましょう。
【業種別】体験入店の平均時給
体験入店の平均時給は、地域や業種によって異なります。ここでは、以下のナイトワーク業種で体験入店した場合の平均時給を紹介します。
・キャバクラの平均体入時給
・ガールズバー(ガルバ)の平均体入時給
・コンカフェの平均体入時給
体験入店するお店をお探しの方は、参考にしてください。
キャバクラの平均体入時給
キャバクラではドレスなど華やかな衣装を身にまとい、店内のフロアにてお酒を作って提供したり会話を盛り上げたりして男性客をもてなします。
コンセプトはお店によって異なり、ドレスはもちろんのこと、私服やコスプレ衣装を着用して接客する場合も多いです。
キャバクラで体験入店する場合の平均時給は、以下のとおりです。
- 北海道エリア
- 4,000円~8,000円
- 関東エリア
- 4,000円~10,000円
- 東海エリア
- 4,000円~10,000円
- 関西エリア
- 4,000円~7,000円
- 九州エリア
- 4,000円~10,000円
体験入店の時給は、各エリア4,000円以上が相場になります。
ただし、昼キャバの体験入店の平均時給は2,000円台が主流で、夜キャバに比べると比較的控えめな金額になることが多いです。
ガールズバー(ガルバ)の平均体入時給
ガールズバーは、女性がカウンターに立って男性客をもてなす飲食店のことで、ガルバとも呼ばれています。
風営法の営業をとっていないため、ガールズバーではキャバクラのように男性客の横に座ったりカラオケでデュエットしたりできません。
ガールズバーで体験入店する場合の平均時給は、以下のとおりです。
- 北海道エリア
- 2,000円~3,000円
- 関東エリア
- 3,000円~4,000円
- 東海エリア
- 3,000円~4,000円
- 関西エリア
- 2,500円~3,000円
- 九州エリア
- 2,000円~3,000円
ガールズバーの平均時給もエリアによって異なりますが、2,000円~4,000円ほどが主流です。カジュアルなお店が多いため、接客が苦手な方でも働きやすい業種といえます。
コンカフェの平均体入時給
コンカフェとはコンセプトカフェの略称で、特定のテーマや世界観に沿って演出されたお店のことを指します。
業態はカフェ系・バー系・キャバ系の3種類に分かれており、それぞれ業務内容が異なります。
コンカフェで体験入店する場合の平均時給は、以下のとおりです。
- 北海道エリア
- 1,300円~1,500円
- 関東エリア
- 1,500円~5,000円
- 東海エリア
- 1,200円~2,000円
- 関西エリア
- 1,200円~2,000円
- 九州エリア
- 1,400円~3,000円
コンカフェもエリアごとに時給設定が異なり、特に関東エリアが高めに設定されています。
お店を検討する際は、給料面だけでなく世界観が自分に合っているかチェックしましょう。
体験入店の注意点
ここでは、体験入店する際の注意点を3つ紹介します。
・体験入店は基本的に1店舗につき1度だけ
・複数店舗を巡って「体入荒らし」をしない
・お店によってノルマを設定する場合もある
ナイトワーク未経験の方は、体験入店する前にチェックしておきましょう。
体験入店は基本的に1店舗につき1度だけ
体験入店は、基本的に同じお店で何度もできるものではありません。多くの店舗では「1店舗につき体験入店は1回のみ」というルールを設けています。
というのも、体験入店は応募者にお店の雰囲気を知ってもらう機会であると同時に、お店側にとっては高めの時給を設定してまで人材を集める手段だからです。
そのため、何度も体験入店を繰り返されると人件費の負担が大きくなり、店舗経営に支障をきたす可能性もあります。
もし、「もう一度働いてみたい」と感じた場合は、本入店を前提に話を進めるのが基本です。
ただし例外もあり、体験入店時に接客の機会がほどんどなかった場合などは、再度の体験を許可してくれる店舗もあります。
また、ごく一部では何度か体験入店を受け入れているケースもありますが、あくまでも例外。基本的には「体験は一度きり」と考えておくのが無難です。
複数店舗を巡って「体入荒らし」をしない
複数の店舗で体験入店を繰り返していると、場合によっては「体入荒らし」と判断される可能性があるため、注意が必要です。
体入荒らしとは、本入店するつもりがないのにもかかわらず、体験入店だけを目的にあちこちの店舗を回る行為を指します。
お店側としては、あくまで本入店を前提に女性を受け入れているため、本入店の意思がないまま何度も体験入店されてしまうと、手間や人件費が無駄になり、敬遠されがちです。
もちろん、働きやすいお店を見極めるために複数の店舗を比較することは大切ですが、その過程で体入荒らしだと誤解されてしまうこともあります。
体験入店の際はお店に誠意を持って接しましょう。
お店によってノルマを設定する場合もある
体験入店に関するルールは店舗ごとに異なり、なかには体入中にノルマを設けるお店もあります。ただし、実際には体験入店でノルマを課していない店舗の方が多数派です。
というのも、ナイトワークには出勤や同伴など、さまざまなノルマが存在しますが、1日限りの体験入店でそれらを達成するのは現実的ではありません。
そのため、体験入店ではお店の雰囲気が合うかや接客スキルなどを見極める目的で採用されるケースがほとんどです。
ただし、本入店後にノルマ制度があるお店も多く存在します。
体験時にノルマがなかったからといって油断せず、本入店時にどのような条件が発生するか、具体的に確認しておくと安心です。
体験入店の給料システムを理解してから求人に応募しよう!
体験入店の平均時給は地域や業種によって異なりますが、2,000円〜5,000円ほどが目安になります。
お店によっては求人情報と違う時給を提示される場合もあるため、あくまで参考程度にとらえておきましょう。
また、体験入店の給料は「働いた分の金額が受け取れる」と思いがちですが、実際には税金や雑費などが差し引かれるため、満額が手元に残るわけではありません。
面接時に給料システムをきちんと確認しておく必要があります。各業種の特徴と体験入店する場合の給料システムを理解したうえで、自分に合った求人に応募しましょう。
- WRITER PROFILE
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奨学金の完済を目指してライターとキャバ嬢の二足のわらじで奮闘中の「あおい」デス!他人に優しく、自分にはもっと優しくをモットーにお客さんをオモテナシしています。ワタシの経験したこともいっぱい書いちゃいますよ!