こんな疑問・お悩みを解決!
- ・ラウンジ嬢の給料って月収どれくらい?
- ・時給で稼ぐの?それともキャバみたいにバックで稼ぐの?
- ・ラウンジで高い給料を稼ぐコツって?
【月収例】ラウンジの給料が具体的にいくらか時給ごとに解説
ラウンジで働く女性のことをラウンジ嬢と呼びます。ラウンジ嬢の給料がどのくらいなのか、時給ごとの月収例をまとめました。
経験の有無・ラウンジ自体のランクなど、月収を上下させる要因別に分類した下記の3パターンで紹介します。
- ・ナイトワーク未経験者のAさんの月収例
- ・ナイトワーク経験者のBさんの月収例
- ・会員制ラウンジ一本で稼いでいるCさんの月収例
ラウンジ嬢の給料総額は、基本的に時給+各種バックです。ナイトワーク経験の有無やラウンジの価格帯でどう変わるのか、大まかな目安を見ていきましょう。
ナイトワーク未経験者のAさんの月収例
ナイトワーク未経験者のAさんは、ラウンジと昼職をかけもち。昼間は本業で働き、週末の金土日にラウンジで勤務するスタイルです。まず最初に、Aさんの月収例を紹介します。
- 時給
- 時給3,000円
- 勤務時間
- 1日5時間×週3日×4週間=月60時間
- 時給のみの収入
- 時給3,000円×月60時間=180,000円
- 各種バック
- ドリンクバック:750円×1日3杯×月8日=18,000円
場内指名:1,000円×月8本=8,000円 - 給料総額
- 206,000円
Aさんはナイトワーク未経験ですが、時給は3,000円と高めです。ラウンジは未経験でも高時給な傾向があり、時給のみでも、月180,000円も稼げています。
さらにドリンクバックと場内指名がつきますので、月収は206,000円です。
ナイトワーク経験者のBさんの月収例
ナイトワーク経験者のBさんは、キャバクラからラウンジに転職しています。
Bさんの月収例を見ていきましょう。
- 時給
- 時給5,000円
- 勤務時間
- 1日4時間×週5日×4週間=月80時間
- 時給のみの収入
- 時給5,000円×月80時間=400,000円
- 各種バック
- ドリンクバック:500円×1日4杯×月20日=40,000円
場内指名:1,000円×月20本=20,000円 - 給料総額
- 460,000円
Bさんはナイトワーク経験者だけあって、時給5,000円と高めです。平日と週末を合わせて週5日勤務すると、時給だけで400,000円の収入です。
ドリンクバックや場内指名などの各種バックを加味すると、月収は460,000円です。
会員制ラウンジ一本で稼いでいるCさんの月収例
Cさんは、会員制ラウンジ一本で稼ぐレギュラー勤務の中堅ホステスです。最後に、Cさんの給料がどのくらいの金額になるのか、月収例を見ていきましょう。
- 時給
- 時給6,000円
- 勤務時間
- 1日5時間×週5日×4週間=月100時間
- 時給のみの収入
- 時給6,000円×月100時間=600,000円
- 各種バック
- 同伴:5,000円×月10本=50,000円
- 給料総額
- 650,000円
会員制の高級ラウンジは客単価が高いため、給料も高くなる傾向があります。Cさんは1日5時間・週5日働いており、時給だけで600,000円です。
同伴などの各種バックを加味すると、月収は650,000円です。
ラウンジの基本的な給料システム
ラウンジの基本的な給料システムは、「時給+各種バック-経費」です。
また、時給は永久保証性なのが特徴と言えます。
永久保証制とは、時給が基本固定で売上などの要因で上がることも下がることほとんどないという意味です。
つまり、お客様を増やして売上を伸ばしても時給は変動しません。
同時に、ノルマやペナルティが給料から差し引かれるケースもほとんどありません。
ただし、あまりに勤務態度や成績が悪い場合は時給が減ることもあります。
時給に加えて、以下のように各種バック制度が設けられています。
- ・ドリンクバック
- ・ボトルバック
- ・場内指名バック
- ・本指名バック
- ・同伴バック
ラウンジでの給料を伸ばすには、高時給のお店で働くことと、バックを多くもらうことの2点が大切です。
ラウンジの時給
ラウンジの時給は、お店のランクやエリアで変わります。一般的なラウンジの平均時給は、3,500円~4,500円くらいです。高級店のなかには、時給6,000円を超えるお店も存在します。
また、新しくオープンしたお店は人手が足りていないことが多いため、高い時給が期待できるでしょう。
エリア別ラウンジ平均時給
エリア別のラウンジの平均時給は、以下の表のとおりです。
都道府県 | エリア全体の平均時給 | 代表的な都市の平均時給 |
北海道 | 約2,800円 | 札幌市:約2,700円 |
東京都 | 約3,900円 | 港区:約5,400円 |
愛知県 | 約3,100円 | 名古屋市:約3,300円 |
大阪府 | 約2,900円 | 大阪市:約3,200円 |
福岡県 | 約3,300円 | 筑紫野市:約5,000円 |
地方の平均時給は低く、都心部は高めに設定されている傾向があります。例えば、東京都のラウンジの平均時給は約3,900円、港区に関しては約5,400円です。
時給が低いと稼ぎづらくなるため、高収入を目指している方は都会のラウンジを狙いましょう。
ラウンジの各種バック収入
ラウンジの給料は、時給だけではありません。条件を達成すると、各種バック収入が給料にプラスされます。ラウンジの代表的なバック収入はこちらです。
- ・場内指名バック
- ・本指名バック
- ・同伴バック
- ・ドリンクバック
キャバクラと比べてみると、ラウンジのバックの種類は少なめです。また、お店によって用意されているバックが異なるため、電話や面接で確認しておきましょう。
場内指名バック
場内指名バックは、場内指名を受けたときにもらえる収入です。場内指名とは、フリーで来店したお客さんのテーブルにつき、指名をもらうことを指します。
店内でお客さんがラウンジ嬢と会話をして、そのラウンジ嬢を気に入ったときに場内指名をするケースが多いです。
場内指名バックの相場は、1本あたり1,000円前後です。最初の1時間は2,000円、以降は1,000円と設定しているお店も少なくありません。
本指名バック
本指名バックは、お客さんから本指名を受けたときに発生する収入です。本指名とは、お客さんが特定のラウンジ嬢を指名するために来店することを指します。
本指名バックの相場は、1本あたり3,000円~5,000円くらいです。場内指名よりも報酬が高く、会員制ラウンジでは本指名の獲得がバック収入の中心を占める傾向にあります。
ただし、お店のシステムによっては、本指名バックがないこともありますので注意しましょう。
同伴バック
同伴バックとは、お客さんを連れて出勤することで発生する収入です。出勤前にお客さんと会い、食事やカラオケなどプライベートな時間を共有した後で一緒にお店に行きます。
同伴バックの相場は、1本あたり3,000円~5,000円くらいです。お店によっては、小計から20%~25%くらいのパーセンテージで還元されます。
また、同伴の時間帯で収入が増減しやすいのが特徴です。より高いバックをもらいたい方は、早い時間帯に同伴しましょう。
ドリンクバック
ドリンクバックとは、お客さんがラウンジ嬢のドリンクを注文したときに発生する収入です。1杯あたりの相場は500円前後に設定されています。ノンアルコールドリンクとお酒で、ドリンクバックの金額が変わるお店も少なくありません。
お客さんがドリンクを注文すればするほど、収入が増えます。
ただし、ヘルプの席では、ドリンクをおねだりする行為はNGです。
ラウンジで給料から引かれるもの
ラウンジで給料から引かれるものとしては、以下のようなものが挙げられます。
- ・源泉徴収税:お店が納める税金が給料から差し引かれる(給料の10%程度)
- ・厚生費:雑費のことで多くのお店が採用している(給料の10%程度)
- ・送迎代:送迎を利用した場合に一定の費用が差し引かれる
- ・ヘアメイク代:ヘアメイクを利用した場合に一定の費用が差し引かれる
- ・レンタル衣装代:レンタル衣装を利用した場合に一定の費用が差し引かれる
どれくらい差し引かれるのか、どの項目が差し引き対象になるのかは、お店によってばらばらです。
ラウンジ嬢の手取りは、「月収-差し引き分」です。
したがって、差し引かれる金額が少ないラウンジであるかどうかも、求人を選ぶうえで重要なチェックポイントです。
ラウンジの給料の支払い方法や支払いタイミング
ラウンジの給料の支払い方法は、「手渡し」または「銀行振込」から選べるお店が多いです。
現金支払いでは、スタッフから給与を手渡しされます。銀行振込では、定期的な給与支払い日に振り込まれる仕組みです。
また。給料の支払いタイミングは、以下のようにさまざまです。
- ・日払い:働いたその日にもらえる
- ・週払い:1週間ごとにもらえる
- ・月払い:1ヶ月ごとにもらえる
支払いタイミングを自由に選べるラウンジもあります。
他のナイトワークとの違いやラウンジの特徴
ラウンジは、時給による収入がメインです。キャバクラのように、各種バックでガツガツと稼ぐ感じではありません。ラウンジとキャバクラの給料の違いは、以下のとおりです。
- ・ラウンジでは、時給で安定して一定の収入をコンスタントに得られる
- ・キャバクラでは、自分のスター性次第で収入を大きく増やせる
どちらにもメリットとデメリットがあるため、ナイトワークで働こうと考えている方は大まかな特徴を確認しておきましょう。
また、売上ノルマやペナルティを設定していないラウンジがほとんどです。のびのびと働きたい女性にはラウンジが向いています。
ラウンジの担当制と給料について
ラウンジでは、担当制が採用されています。担当制とは、お客さん一人ひとりに担当のラウンジ嬢がつくシステムのことです。キャバクラの指名制とラウンジの担当制には、次の違いがあります。
- ・キャバクラの指名制:お客さんが気に入ったキャストを指名するシステムで、複数のキャストを指名可能。
- ・ラウンジの担当制:一度担当することになったお客さんは変わらない。
つまり、ラウンジの担当制は、永久指名と同じだと考えてよいでしょう。担当のお客さんが来店し続ける限りは、安定して各種バックが狙えます。
例えば、休みの日に担当のお客さんが来店した場合も、売上は担当のラウンジ嬢につく仕組みです。ただし、担当制のラウンジでは本指名バックは存在しません。
また、担当制の売上が直接インセンティブになるのかどうかはお店によりますが、担当のお客さんが増えるほど評価が上がりやすいのは確かです。
ラウンジでより高い給料を稼ぐための2つの方法
ここでは、ラウンジでより高い給料を稼ぐための2つの方法を紹介します。
- ・客層や雰囲気が自分に合ったお店を選ぶ
- ・ドリンクバックを狙う
高収入を目指したい方は要チェックです。
客層や雰囲気が自分に合ったお店を選ぶ
ラウンジの給料は時給がメインです。長時間働くと収入が増えるため、客層や雰囲気が自分に合ったお店を選びましょう。
客層のよいお店や和やかな雰囲気のお店は、接客のストレスが少なくなります。勤務時間を増やしたとしても、働くのが苦痛ではないラウンジを選ぶのは高収入を目指すうえでの第一歩です。
多くのラウンジでは、体験入店で相性の良し悪しを判断できます。長時間勤務で出勤数を増やしても大丈夫なお店を体験入店で探してみてください。
ドリンクバックを狙う
お酒に強い方は、ドリンクバックがあるお店を選びましょう。時給と各種バックを組み合わせるのは、高い給料を稼ぐためのコツです。ドリンクバックが1杯500円のラウンジでは、1時間に1杯で時給+500円の計算です。
ただし、ラウンジでは飲む・飲ませるというよりも、お客さんとのコミュニケーション重視の接待です。ヘルプでテーブルについた場合は、自分からドリンクをおねだりするのはNGとなります。
そもそもドリンクバックがないお店もあるため、事前に給料システムを確認しておきましょう。
ラウンジの給料は安定重視!働き方次第で高収入も目指せる
ウンジの給料は時給がメインで安定重視です。ドリンクバックや同伴バックがつくお店はありますが、キャバクラよりも種類は少なくなっています。
つまり、働く時間が長いほど稼げると考えてよいでしょう。担当制のお店であれば、毎日の給料に上乗せして永久指名のインセンティブがプラスされます。
ラウンジは、働き方次第で高収入も目指せるお仕事です。ナイトワーク未経験の女性やキャバクラから移籍したい方は、ラウンジ勤務を検討してみてください。
- WRITER PROFILE
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キャバからラウンジに移ってもうそろそろ1年半。初心者チーママのヨリコです。チーママと書いて中間管理職と読むことが骨身に染みる今日この頃……。キャストだけじゃなく、お店側の視点や苦労話なんかも話せる範囲で紹介しますよ!