【スナック給料のホント】時給の相場や月収例も解説

【スナック給料のホント】時給の相場や月収例も解説

こんな疑問・お悩みを解決!

  • ・スナックの給料って時給制?月収どれくらいなの?
  • ・スナックってキャバクラみたいに各種バックはある?
  • ・スナック勤務で高い給料を稼ぐコツって?

【月収例】スナックの給料ってどんな感じ?

スナックでは、比較的高い給料がもらえると言われていますが、実際の月収例はどれくらいなのでしょうか。。

スナックで働く、給料がバラバラの下記3名を例にどれくらい稼げるのかご紹介します!

  • ・キャストとしてバイトを始めたAさんの場合
  • 派遣キャストとして働いているBさんの場合
  • ・雇われママとして働くCさんの場合

スナックで稼げる金額について知りたい方は、具体的な月収例を見ていきましょう。

キャストとしてバイトを始めたAさんの場合

まずは、キャストとしてバイトを始めたAさんの時給や給料総額を紹介します。

時給
時給1,800円
時給のみの収入
1,800円×1日5時間×週5日×4週間=180,000円
給料総額
180,000円

スナックのアルバイトの平均時給は、約1,800円程度です。なお、「都心部は時給が高め」「地方は時給が低め」と、エリアによっても変わります。

Aさんは時給1,800円ですので、1日に5時間・週5日働いた場合の月収は180,000円です。このように、一般的な飲食店と比べて、スナックの時給は高めに設定されています。

「キャバクラやクラブは年齢的にちょっとキツいかも」と考えているナイトワーク未経験の20代後半の女性には、スナックのバイトがおすすめです。

派遣キャストとして働いているBさんの場合

Bさんはキャバクラ経験者の20代後半の女性で、派遣登録しています。「昼職に戻るのは無理だな」と考えて、スナックの派遣キャストとして働き始めました。そんなBさんの月収例は、以下のとおりです。

時給
時給2,000円
時給のみの収入
2,000円×1日4時間×週5日×4週間=160,000円
給料総額
160,000円

時給2,000円で1日4時間・週5日勤務したとすると、月収の目安は160,000円です。

雇われママとして働くCさんの場合

Cさんは、27歳で若い頃からナイトワークで働いていました。オーナーに雇われる形で、スナックのママとしてお店を切り盛りしています。最後に、Cさんの場合の月収例を見ていきましょう。

月給
月給37万円(手取り)
ボーナスやバック
両方ともなし
給料総額
37万円

Cさんの月給は手取り37万円で、ボーナスやバックはありません。多くのスナックのママは、固定給または固定給+歩合制で給料をもらっています。

スナックの給料体系は働き方でいろいろ

スナックの給料体系は、「キャスト」「雇われママ」「自営業のママ」で異なり、それぞれ下記のようなシステムのお店が多いです。

  • ・キャスト:基本的に時給制
  • ・雇われママ:時給制、固定額など
  • ・自営業のママ:売上から経費を引いた金額

基本的にノルマやペナルティはなく、給料から差し引かれるのは源泉徴収のような税金関係くらいです。ただし、源泉徴収がされていないお店では、自分で確定申告をして納税しないといけません。

以下では、スナックの働き方別の給料体系を詳しく解説していきます。

キャスト:基本的に時給制

スナックのキャストとして働く場合、給料体系は基本的に時給制です。アルバイトあるいは派遣キャストが該当します。アルバイトはお店と直接雇用契約を結ぶのに対して、派遣は派遣会社と契約を結んで間接的に雇用される仕組みです。

スナックのキャストの時給相場は、都内で約2,400円、地方で約2,000円です。所得税を除けば、給料から差し引かれるものはほとんどありません。

そのため、キャストの月収は、単純に「時給×1ヶ月の勤務時間」で計算できます。

雇われママ:時給制、固定額など

スナックのママは、一般的にオーナーに雇われる形です。雇われママの給料体系は、時給制・固定額・固定額+歩合制などさまざまです。それぞれの給料体系のメリットを見ていきましょう。

  • ・時給制:働く時間が長いほど月収が高くなる
  • ・固定額:がんばりがすぐには給料に直結しないが、売上を伸ばせば給料アップにつながる
  • ・固定額+歩合制:自分が頑張った分だけ給料がアップに直結する

スナックの雇われママの給料体系は、雇用契約なのか業務委託契約なのかによっても変わります。源泉徴収が差し引かれるのかどうかも、お店で異なりますので注意が必要です。

自営業のママ:売上から経費を引いた金額

オーナーとしてお店を経営している自営業のママは、「オーママ」と呼ばれます。オーママの収入は、お店の売上から諸経費を引いた金額です。スナックの運営にかかる代表的な諸経費を見ていきましょう。

  • ・人件費
  • ・賃料
  • ・光熱費
  • ・材料費

これらの経費のなかでも、人件費が大部分を占めています。人件費はキャストに支払う給料で、お店の売上の4割くらいが理想です。ほかにも、賃料や光熱費、材料費などを支払わないといけません。

スナックの各種バック相場

スナックの場合、お店によって各種バックが異なります。代表的なバックはドリンクバックとボトルバックで、相場は以下のとおりです。

  • ・ドリンクバックの相場:1杯あたり100円~300円くらい
  • ・ボトルバックの相場:1本あたり250円くらい

バックがもらえるお店なら、時給にプラスして稼げます。しかし、バックを設定していないお店も多いため、働き始める前に求人情報を確認しておきましょう。

また、ボックス席のあるラウンジに近いスナックでは、指名バックが設定されていることがあります。指名バックとは、お客さんがキャストを指名した際に発生する報酬です。

さらに、同伴出勤があるお店の場合、同伴バックの手当がつきます。

スナックの給料支払い方法・タイミング

多くのスナックの給料支払い方法は、キャストへの手渡しです。給料の手渡しを採用しているお店が多いのは、雇用者側の手続きが簡単なのが理由です。しかし、手渡しだと給料の自己管理が必要なため、自分で帳簿をつけておくのがよいでしょう。

お店によっては、稀に銀行振込が採用されています。銀行振込では金融機関名や口座番号などの情報が必要ですので、事前に給料の支払い方法を確認しておきましょう。

また、給料の支払いタイミングに関しては、日払い・週払い・月払いなどさまざまです。「日払い応相談」と求人情報に記載されているお店では、働いたその日に給料を受け取れます。いつ受け取るのか選べるお店も少なくありません。

スナックとほかのナイトワークとの違い

ここでは、スナックとほかのナイトワークにどのような違いがあるのか解説していきます。

  • ・ドレス代やヘアセット代にお金をかけなくていい
  • ・キャストよりもママやお店についているお客さんが多い
  • ・お客さんの年齢層が他のナイトワークよりも高め

ナイトワークの職種選びで迷っている女性は、ぜひ参考にしてみてください。

ドレス代やヘアセット代にお金をかけなくていい

多くのスナックのバイトでは、服装が自由と定められています。キャバクラやクラブと違い、豪華なドレスを用意したり凝ったヘアセットにしたりする必要はありません。ドレスやヘアセットにお金をかけなくてよいため、経費を抑えて働けます。

ただし、いくら服装が自由とはいっても、Tシャツやジーパンなどのラフすぎる格好は避けましょう。ロングワンピースや膝丈ワンピースなどが無難です。安価なワンピースでも、きちんと着こなしていれば問題ありません。

キャストよりもママやお店についているお客さんが多い

カウンター越しで接客するスナックでは、キャバクラやクラブのような指名制度がありません。お客さんのなかには、女の子目当てで訪れる方がいます。しかし、特定のキャストではなく、ママやお店についているお客さんが多いです。

ママの人柄や全体の雰囲気、居心地のよさでお店を好きになることで、常連さんになってくれます。つまり、スナックのキャストは、一生懸命営業をかけてお客さんをつなぎとめる必要がありません。

指名を取るためにガツガツとアピールするのが苦手な女性には、キャバクラやクラブよりもスナックが向いています。

お客さんの年齢層が他のナイトワークよりも高め

スナックの魅力は、アットホームな雰囲気です。地元民から愛されているお店が多く、お客さんの年齢層は他のナイトワークよりも高くなっています。

特定のキャストとの会話が目的というよりも、仕事帰りに立ち寄って1杯飲みたいサラリーマンやおじさんが中心です。そのため、スナックは常連客とママ・キャストの信頼関係が深まりやすい環境だといえるでしょう。

常連さんを大切に育てていくスタイルなのは、スナックならではの特徴です。

スナックでより稼ぐ・給料を上げる方法3選

「スナックで給料を上げるにはどうすればよいの?」と疑問を抱えている女性はいませんか?そこで、以下ではスナックでより稼ぐ方法を紹介します。

  • ・キャストの数が多いお店を選ぶ
  • ・カラオケをはじめお店の設備を活用する
  • ・ママと仲良くなって時給アップを相談する

ナイトワークで高収入を目指したい方は要チェックです。

キャストの数が多いお店を選ぶ

スナックでより稼ぎたい方は、キャスト数が多いお店を選びましょう。スナックは比較的小規模で運営していますが、キャストが多いお店は地力のある繁盛店だと判断できます。

なぜかというと、ある程度の売上がなければ、雇うキャストを増やすことができません。

お店の売上がよいほど時給も高くなり、稼ぎやすくな傾向にあります。したがって、求人を選ぶ際は、時給に加えてキャストの人数も加味しましょう。求人情報に載っていない場合は、面接の際に「先輩は何人くらいいますか?」とそれとなく聞いてみてください。

カラオケをはじめお店の設備を活用する

スナックで働いて給料を上げるには、とにかくお客さんが来てくれることが大切です。そこで、カラオケをはじめとするお店の設備を有効活用しましょう。

カラオケが好きで歌が上手なキャストは、お客さんから人気が出やすい傾向があります。例えば、デュエット曲を多く歌えるならお客さんとコミュニケーションを取りやすいでしょう。自分の歌を目当てに来てくれるお客さんがいれば評価は上がりやすいですし、歌うのが苦手でも聴き上手や盛り上げ上手なら問題ありません。

もちろん、お客さんの心を掴むには接客スキルも大切です。気配りが上手でお客さんが居心地よくお酒を飲めるように対応できるキャストは、人気と収入の両方をゲットできるでしょう。

ママと仲良くなって時給アップを相談する

スナックは、ママの影響力が大きいお店です。スナックのオーナーであるオーママともなれば、個人の裁量でキャストの時給を設定できます。

したがって、ママと仲良くなって時給アップの相談をしやすくしておくのは有効です。特に、アットホームな雰囲気のスナックほど、時給アップの要望が通りやすい傾向にあります。ママと仲良くなるにあたって押さえておきたいコツは次の3つです。

  • ・遅刻や無断欠勤をせず、とにかく真面目に働く
  • ・自分から進んで洗い物などの雑用を行う
  • ・ママが目指すお店の雰囲気に合わせた働き方を心がける

時給を上げるべきだと判断されるような貢献をすれば、ママから嫌がられることはないでしょう。また、「〇〇をすれば時給を〇〇円アップする」という約束をしてもらうのも選択肢のひとつです。

スナックは給料よりものんびり長く続けるのが特徴

スナックでは、働き方によって給料のシステムが変わります。バイトや派遣キャストは基本的に時給制、雇われママは時給制や固定給、自営業のママは売上から経費を差し引いた金額です。

アットホームな雰囲気のお店が多いため、高い給料を目指してバリバリ働くよりものんびり長く続けるのがマッチしているでしょう。キャスト数の多いお店を選んだり、ママと仲良くなって時給アップの相談をしたりすれば、のんびり働きつつも高収入を目指せます。

キャバクラやクラブで働くのが苦手な女性は、スナックでの勤務を選んでみてはいかがでしょうか。

WRITER PROFILE
tokimama

ときママ

こんばんは、ときママです。キャバ嬢からクラブのチーママを経てスナックをオープン。自分のお店を切り盛りするかたわらで、ライターとしてもお仕事をしています。夜の街で働くなかで知ったことや学んだことをお話しできればなと思います。

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